2014年8月31日日曜日

ブログ引っ越します

特にこれという理由はないのですが、なんとなくアメブロに引っ越してみることにしました。
新ブログはこちら

2014年2月10日月曜日

ズボンの自転車チェーン油による裾汚れ

ズボンの裾についた自転車チェーンの油などによるシミ汚れについてのお話です。

家庭洗濯だけでは落ちにくい機械油やススによる黒い汚れも、ドライクリーニングや特殊なシミ抜きにより落とすことができます。

ISSEI MIYAKEのズボン
自転車チェーンの油汚れが黒く染み付いてます。油も酸化して繊維にがっつり絡みついていましたが、キレイに落ちました。

POTTOのズボン
こちらも自転車チェーンの油汚れが染み付いてます。
こちらは柔らかい素材で繊細な生地のため、あまりゴシゴシバンバンやるわけにはいかず、少し残りましたが、そこそこキレイになりました。

家庭で洗って取れないと諦めていたものも、クリーニング屋さんでは意外と
サラッと落ちる場合があります。

相談だけでもお気軽にお問い合わせ下さい。

2014年2月8日土曜日

ウールのシャツについたワインのシミ

ワインのシミについてのお話です。
ウール100%の白黒ボーダー柄のTシャツにたっぷりとワインをこぼされてます。



ワインやカレー、トマトソースなんかの赤い色は、普通に洗っただけでは落ちにくいです。

モリクリでは、一度普通に洗ってみて、落ちなければシミ抜き作業となります。
ワインの色素を飛ばすシミ抜きが必要なんですが、ボーダーの黒い色も一緒に飛ばないかひやひやしながらの作業です。
うまいこと回避してきれいに仕上がりました。

2014年2月6日木曜日

革製スニーカーのクリーニング メンテナンス

お久しぶりのブログ更新です。

レザー(革製)スニーカーのクリーニングのお話です。
昨今ハイブランド〜スポーツブランド、ファストブランドからもハイカットのレザースニーカーがたくさん出てますね。

BALMAINの白レザーのハイカットスニーカーの例
かなりきれいになりましたね。


つづいて、サマソニで泥々になってしまったとお悩みのレザースニーカー


こんな感じでスニーカーやブーツ、革靴、パンプスなんかのクリーニングもやってます。
丸洗いするので見た目だけでなくはき心地もスッキリしますよ!


2013年9月6日金曜日

NEW ERA キャップなどのクリーニング

今回は、NEW ERAなどカチッとした系のキャップのクリーニングのお話。

汗をしっかり吸い込んだキャップは塩をふきますね。黒いキャップだとわかりやすいです。
これを放置しておくと、皮脂やヘアケア剤がついた部分から、赤く変色してきたりします。こうなると色補正するしか手がなくなりますので、お値段もなかなかなものになってしまいます。

その前に!クリーニングに出しましょう!
下の写真は左がクリーニング前、右がクリーニング後です。


次の写真はまた別のものなのですが、塩はふいてませんが、キャップの裏に脂がしみてもやっとなってます。
皮脂汚れに強い洗剤で生地を傷つけないようにザザッザザッとブラシ洗いし、全体をつけ洗い、すすぎをしてよーく乾かします。


乾いたら、内側からスチームをたっぷりあてて、伸ばしたり、アイロンあてたりして仕上げて完成です。

2013年6月24日月曜日

CHANEL ジャケットのクリーニング

CHANEL Pre-Fall 2012 Paris-Bombay コレクションのジャケットのクリーニングのお話。
LOOK16で2着重ねされているこのジャケットを承りました。




シャネルの貴重なボタンを破損してしまうと一大事なので、まずはボタンを取り外します。
ボタンは洗濯する必要はないので、ボタンはぬれたタオルで軽く拭いておきました。

エリや袖口は皮脂や化粧がつくので特別な液を使って前処理します。
ドライクリーニング洗濯機でソフトにソフトに洗います。
脱水時にシワになりやすいので軽く脱水し、あとは乾燥室で常温で自然乾燥させます。
大手などでは早く仕上げるために乾燥機で回したり、温度を上げて乾燥させることもあるようですが、モリクリでは多少納期がかかっても生地の損傷をできるだけ防ぎ洋服を長持ちさせるためにも、弱脱水で自然乾燥でゆっくりと脱液、乾燥させます。

ボタンを元通りに取り付け、シワや癖のついた箇所をスチームアイロンでセットして完成です。

細々とした仕立ての小技のしばらしさ、裏地と表地の張り具合の絶妙なバランス。エリが自然に美しいカーブを描いて曲がるように計算されたラペルの作り。

芸術ともよべるようなすばらしいお洋服をメンテナンスできて本当に幸せです。

2013年6月21日金曜日

MONCLER x COMME des GARÇON 365のダウンジャケットのクリーニング

春先~初夏くらいは工場はダウン祭りになります。
中でもやはりモンクレールのダウンジャケット、ダウンコートが大半をしめます。
値段もいいですがモノも本当にいいので、人気なのはわかります!
ギャルソンとモンクレールのコラボアイテム、ウールとナイロン生地のミックスなんかもなかなかクリーニング的にはややこしいアイテムですが、喜んでお受けします。


クリーニングに出されるのは久しぶりなようで、皮脂汚れがかなりついてましたが、なんとか除去できました。
ウールとポリの切り替えデザインなので水洗いは避け、ドライクリーニングのみで洗いました。ウール部分はかなり埃がついてたので、よーくブラッシングさせてももらいました。
かなりきれいに仕上がったので喜んでいただけるといいなー。

冬物のダウンやコートなどアウターは2〜3年クリーニングに出さない方もおられるようですが、消臭スプレーではクリーニングできていません! 皮脂汚れはどんどん酸化して繊維を痛めていきます。
酸化とはゆっくりと燃やしているようなものでどんどん焦げて硬化していきます。
よく着られる方はシーズンに2〜3回クリーニングに出すことをおすすめします。
1シーズンに1回はクリーニングに出すとお洋服も長持ちしますよ〜。