2013年1月19日土曜日

スキニージーンズのクリーニング

昨日に引き続き、Acneなどスキニージーンズのクリーニングのお話。

スキニージーンズやスリムジーンズにはポリウレタン(エラスチン、エラスティン、ライクラ、スパンデックスなどと表記されてることもあります)が混合されています。
また合成皮革もポリウレタンですし、ダウンジャケットやマウンテンパーカーなどのコーティング剤としても使われています。

ポリウレタンはゴムのようによく伸びるのでほんの数パーセント混ぜるだけで、あの硬いデニムもジャージのように伸びる繊維となるのです。すごい革命的な素材ですよね。ゴムと違い染色もできるので今ではたくさんの衣料品で多用されています。

しかし、いいところだけではありません。ポリウレタンというのは汗や皮脂にとても弱いんです。また紫外線や湿気にもとても弱く、新品で保管しておいても空気中の水分だけでどんどん劣化していきます。
ポリウレタンを少しでも使われた繊維の寿命は製造から3年と言われています。服や繊維になってからではなく、糸の製造から3年です。

合皮では多少べたついたり、スキニージーンズではヒザがでたのが戻らなくなる程度から始まり、最後には繊維がほつれたり表面が溶けてきたりします。

置いておくだけで劣化が進むので仕方はないのですが、できるだけ劣化を抑えるためには汗や皮脂汚れを早めに落とすことが大事です。

コート類などにもエリやポケット口などに合皮でパイピングされているものもあります。ジーンズは肌に直接ふれていますので皮脂がたっぷりついています。
いいお洋服を長持ちさせるためにもクリーニングに出しましょう!

モリモトクリーニングではジーンズの色落ちやダメージを抑えて洗濯いたします。


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